ドバイ、狂気と希望の間にて

ドバイ----- 驚異的な発展を成し遂げ、その名を世界に轟かせたそのアラブの首長国はまさに耳にする通りの場所だった。

ルート: ドバイ

 

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ドバイは元々、漁業や真珠の輸出で栄えた国。港町らしい雰囲気は世界都市となった今でも健在。

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木造船が主流らしく至る所で目にする。

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おそらくインド人の労働者と思われる集団に囲まれて渡し船で対岸へ。

ドバイでは外国人の割合が全国民の8割を占めるそうで、一説によると内4割はインド人だそうだ。その大半は建設現場の作業員などだそうだが、他にもタクシードライバー、配管工などの職に就いている。彼らは何を想い、遠い異国の地での生活を営んでいるのだろうか。

ドバイでインド人を見ない日は、まずない。

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ドバイの発展の歴史や昔の人々の生活が垣間見ることができる"Dubai Museum"。1799年に建設されたドバイ最古の建造物、アル・ファヒディ砦がの一部が用いられている。

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他の中東の暑い国々同様、ドバイでも香辛料は食事に欠かせない重要な食材。見たこともないようなスパイスの数々が至るところで売られている。

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ちなみに、ドバイの気候は思いの外湿度が高く、一年を通してまとわりつくような暑さである。雨も殆ど降ることがない。こうした気候のもとではスパイスの効いた料理が非常によく良く口に合うのである。

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折角の機会なので、デザートサファリのツアーに参加してみることにした。ツアー自体は文句もなく、広大な砂漠を風を切りながらRVで勢い良く走るのは気持ちが良い。が、しかし、男性用の白い現地の民族衣装を身にまとったドライバーが実はインド人ということが発覚。他のインド人の客と何やら英語でもアラビア語でもない言語で話しを始め、かなり盛り上がっていた。

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そしてドバイと言えばこの建物。世界一高い超高層ビルBurj Khalifa。160階建て。全高828mもあり、映画などの撮影にも使用されている。まさにドバイの富と権力の象徴とも言える。ドバイのシンボルの一つ。

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月明かりを浴びて輝くBurj Khalifa。どこか幻想的な近未来の雰囲気を醸し出している。

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ドバイの街並み。手前に見える横長の建造物は電車の駅。

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ドバイの下町の街並み。

驚異的に発展し続けるこの中東の一角で人々は何を想い、何を夢見るのだろうか。

前へ前へと向かうその足取りは一見軽やかだが、その足はどこを向いているのだろうか。